昼寝していたら大惨事に。
しかもお腹痛いし。
まず、好走血統を。
ノーダンクロス、HtRかHaloのクロスがあればよし。
5代血統までにアルマームードクロスがあるならなおよし。ノーダン×Haloの濃さの証になる。
しかし現在ではノーザンダンサーの血も遠くなっているためそこまでは望めない。
更にハイペリオン、ナスルーラ・・・出来ればボールドルーラーなどが入って欲しい。
その上でミスプロでナスルーラとネイティブダンサー分を補給して行きたい。
テスコダンサーあたりの血がさり気なく上手に作用する。よってサクラユタカオーあたりも面白い。
あるいはロベルト。ロベルトはとても力強い。遠くても近くてもあれば嬉しい材料だ。
逆にファイントップとかそういう系統があっても邪魔なだけである。
ネアルコ系がとことん求められる。
そういう面ではまずまずカワキタフウジン。シンプルに。
今年の予想をするにあたって最も迷惑なのはトニービンの取捨だ。
サトノノブレス、ラウンドワールド、アドマイヤフライトの母父に在り、
ジャングルハヤテはジャンポケ産駒であるので父父にトニービンがある。
更にコウエイオトメがハーツクライ産駒であるから父母父にトニービンが。
トニービンは必ずしも必要な血統ではない。ノーダンクロスがあれば邪魔にすらなる。
理由はトニービンが強力なナスルーラクロスを内包していることにある。ネアルコが不必要に濃くなってしまうことは嬉しくない。
ハイペリオンが濃すぎるのもどうかと思うし。
例えば中山金杯を2着まで追い上げたカルドブレッサなどはジャンポケである。
ぶっちゃけ去年の最内ヤッホー!馬場がなければ大外一気で差せただろうから最適と言えば最適なのかもしれない。
しかしこのカルドブレッサは母母が完璧な米血。ストームキャット-ストームバードでノーダンクロスが発生しているものの基本的には欧州血を欠く。
母父がサンデーサイレンスであるから傾向は更に深まる。母方は欧州らしさがゼロに等しい。
それに父のジャンポケである。トニービンの強いナスルーラにその他大勢の強烈なクロス。
更にヌレイエフを内包している。ヌレイエフはサドウェルに近い配合であるからバリバリの欧州血である。
これらの「プラスマイナスゼロじゃね?」という言い逃れが出来そうな要素が大切であろう。
言い逃れの出来る配合、となると・・・それこそコウエイオトメだろう。
ハーツクライはサンデー×トニービン。更に母父キングマンボで母母父にA.P. Indy。
母に米血濃厚。父にサンデーが入りつつ欧州血がこれでもかっ!と。
母父サンデーが台頭するのは単純にHtR分の補給が出来ているからだ。ロベルトでも構わない。
ただしその分母母に米血、あるいは欧州血が欲しい。そこは父によるが。
そこら辺の難しさはキンカメが最も強い。キングマンボに欧州血配合のキンカメであるから何を足せばいいのかさっぱり分からぬ。
フレンチデピュティ×ロベルト という形になってしまうとどこかにヌレイエフあたりが欲しくなるな。
さて、それらの適性配合予想を裏切る存在がマンハッタンカフェである。
マンカフェ×スキャンで大好走を見せたレッドアゲートなどがなかなか迷惑な奴として挙げられる。
更にマンカフェ×ラムタラで走ったヒルノダムール。こっちは本命サイドだがやはり予想外。
・・・一応、スキャンは強くネアルコ系を内包しているしラムタラもネアルコ系のクロスがうるさい。
ココらへんが最低限の条件。5代血統でクロスが発生しなくても走ってくるのがマンカフェの例外要素だ。
(あっ、ヒルノダムールはノーダンクロスがあるわ)
この伝で行くとラブイズブーシェなどは消しだろう。
しかし。マンカフェというのは米血で引き締めてこそ「走る」という話がある。
走る、というのはつまるところ「条件戦をそこそこまで行ってくれる」という意味である。
それに対してこいつは米血など無関係に有馬記念4着まで迫っているのだ。
戦績的に見れば馬場適性は上々であり舞台適性も高いので消せるはずがないのである。
全く・・・困ったやつだぜっ!
・・・orz
だがまぁ・・・2010年は基本的に不作の年だ。血統適性のある馬が少なかった。
そう思えば最内をしっかりロスなく走って内をヌッとやってきたレッドアゲートは展開が向いたんだな。
2010年と言えばサンライズマックス。ステイゴールド×ダンシングブレーブ。
・・・よく見ると・・・ラウンドワールドに似ている配合だ。4分の3だけなっ!
ラウンドワールドはディープ×トニービン。母にゴールデンサッシュがある。
ゴールデンサッシュはステイゴールドの母でディープの母はリファール系なのでダンシングブレーブと同血統。
問題はトニービンとサンライズマックスの母母の方向性がまるで違うことだ。
サンマッの母母はネイティブダンサーにプリンスリーギフトと速さを目立たせる配合。
トニービンはとにかく欧州血を濃く濃く濃く、濃厚に混ぜたような配合である。
トニービンの恐ろしさはそれでなお鈍なイメージを抱かせないさりげない切れ味である。
軽やかさとは無縁だが名馬であろう。
このサンライズマックスはレッドアゲートを追って差すという次善の策で上がってきた馬だ。
京都外回りで先手を取れないのはまず敗北であろう。まして3着の後を差すのでは・・・。
それでも4着まで来て最後まで脚を伸ばし続けた。悪かぁない。
果たして重賞3勝馬、サンライズマックスと同レベルの力がラウンドワールドにあるやなしや、と。
まぁ、ディープってだけで京都巧者と言えるからな。
そんで何よりも大切なのはトニービンの取捨であるからなんにも嬉しくない比較だった。
テイエムプリキュアもトニービンと同じナスルーラ系になるが・・・
逃げ馬だし。そんでテイエムプリキュアはネアルコの塊に等しいし。
ノーダンクロスがあるからネイティブダンサー分はあるけども・・・。
トニービンの問題とはネイティブダンサーがないことにあるか?
ナスルーラとハイペリオンの重いクロス。それを補完するネイティブダンサーが。
サトノノブレスなんかはノーダンクロスがあるもののネイティブダンサーがもう一本欲しくなる。
トニービンに加えてボールドルーラー、リヴァーマン。ナスルーラの濃さが・・・。
ストームキャットのニックスなんかとは全く別の方向だよなぁ。
内枠でしっかり先行できそうなサトノノブレスは消すことが出来ない。
ノーダンクロス持ちであるから馬場に問題はないし、問題は素早さが足りないことか。決め手に欠ける。
しかし。サトノノブレスが逃げを選択した場合その限りではない。
「決め手はないけど馬場適性は余裕」そういう馬がいたではないか。テイエムプリキュア。
アリだと思う。
カワキタフウジンは主軸。しかし馬場は合うだろうが米血での補完が欲しいところ。
そういう速さがないからこの時期まで燻っていたのだろう。この馬の好走時期は圧倒的に年末年始。
ただし、渋馬場での上がりは大いに評価できる。HtRのクロスがこういうところで生きているのかもしれない。
結果が出た。
マンカフェ×トニービンのアドマイヤフライトが走ったな。
サトノノブレスが半分逃げたのが当たったから満足だ。
[fin]