砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

京都牝馬ステークス 意外と俺は間違ってなかった。嬉しい。

でも賭けてない。俺は間違っていた。悲しい。


「今回は駄目だなー、パッとした馬いねぇもん」

そう思って「今回はケンというやつだなぁ」と様子見を選択。

ぺぺ、友人と飯を食いに行くことに。

その車の中で思ったのです。

「パッとしないなら本命筋が固いんじゃないか?」と。

ドナウブルーもまず間違いない枠に入っているし鞍上に不安もない。」

「ウリウリは外に行ったように見えるが無理な先行馬が内に集まって事実上の良枠。」

「脚を使わずに中団外に付けられるウリウリ、内でじっくりと待てるドナウブルー

「・・・予想以上に鉄板じゃないのか?」

でも買わなかった。「IPATの番号分からない・・・」。

番号の控えはパソコンのそばに置いてあるのであった。

仕方なく「ケン」。「これで来たらどうしよう。いや、コレは来るだろう。固いもん」

ドナウブルーは内にクラウンロゼがいるのが面倒くさいが内に1頭入れてもまず問題がない。

外にいないだけマシである。馬群を割って行くのは馬券的リスクが高いが外にソロっと出せるならノープロブレム。

ウリウリにしても外に迷惑な奴らがいるが内にはいない。

京都マイルで中団外からの流れ込みは好位中の好位である。

4角でどれだけ横に広がるか、というのが最大の問題点だが・・・

今回は差し馬が少ない。更に馬場はフラット。差しきれるパターンと言える。

さて、ここまで。レース内容を見ずに書いているけど・・・果たして展開的に間違っていなかったか。

まず間違えていたことは・・・ドナウブルーの「外」にクラウンロゼですね。はい。

根本からして間違えていた。恥ずかしい。

そしてウリウリのポジション。これは大惨事。まさかの内差し。最内差し。

展開的に内が空くなんて思ってなかったから想定外も想定外。

まず、原因としてローブティサージュの逃げ。岩田の奥の手が出てきたな。

この快調な逃げから馬群が圧縮された。その流れのままにまくりかかった馬が多かったわけだ。

対してウリウリはやけに慎重。浜中俊は動かない。

先行争いを尻目に最内に馬を入れた。俺の言う中団外という手もあったのに。

ウリウリの脚なら外から差しても2着3着はあったはずだ。「ワイド・・・いや馬連か」というくらいに不安であった。

もちろん「エーシンフォワード的に最内に入れる可能性もあるか」とは思っていたが・・・。

まさか前の競馬を放棄してさっくりと後ろの最内を取りに行くとは。マイル戦らしからぬマイペースだ。

浜中はなにを思って最内に入れたのだろうね。結果として「好位」だったけど・・・危うかったぞ。

AJCCの予想もしようかと思ったけど・・・ちょいとこの浜中の思考を知るべきだな。

これは詰めるべきですよ。はい。

[追記]

そんな難しい話じゃなかったわ。

私が口を酸っぱくして言ったように「前残りの先行馬しかいない」ということである。

この京都で強いのは「差せる先行馬」であるのに二の足で粘りこむ先行馬しかいないわけ。

「残る」「差す」の違いとは加速力である。

残る先行馬は惰性で二の足を駆使するが差す先行馬は溜めがきくのである。

溜められるということは京都の4角でロスせずに済むのである。

惰性を使う残る先行馬は広がざるをえないのである。

この差がありつつ、決定打はスタート力であった。

残る先行馬たちは猛烈なスタートを決めて猛烈に追い始めた。ウリウリでは競り合えなかったのである。

競り合えないというよりも競り合うだけの理由を見つけられなかったのだろう。

無理して行っても外に放り出されるのは確実。それなら様子見を決め込む後方最内だ、と。

今回はゴールデンナンバーとかさ、ウリウリよりも残念な差し馬が多い。後ろに下げても困ることはない

この猛烈な先行争い、しかも「残る」先行馬によって行われた先行争い。

まず、あの4角で馬群を維持したまま曲がれるはずがないわな。

中団で少し脚を溜めた馬も結局は「残る」タイプ。外に出しながらも差し脚が伸びることもない。

今レース最大の特徴は中団に差し馬がいなかったことだ。

先行組の脱落者が中団に入ったことで壁が横に大きく広がり、その分壁が薄くなった。

そして更に惰性を求めて外へ外へと脚の維持を図る。その結果内が空っぽになったわけです。

仮にゴールデンナンバーが内差しを選択していれば3着は固かった。

ミッドサマーフェアも似たようなもんだ。

そこを分けたのは結局鞍上の力ですよね。浜中俊に差し追い込みさせたらすごいわ。

[更に補足]

上の差し馬2頭とウリウリの違いは加速力ですね。

加速力があるから溜めがきく、溜めがきくから4角をスムーズに内ラチ沿いに走れる。

しかしゴールデンナンバーというのは東京コースなどで見られるように加速力が足りないのです。

加速がないなら4角前に追い込まなきゃいけない。しかしスピードが乗って内へは行けない。

そこに大きな差が出てしまったわけです。

ミッドサマーフェアはね。四位がクソ騎乗したよね。

唯一、中団にいた差し馬なんだよ。ウリウリよりも良いポジションにいたんだ。

なのにこいつったら「とりあえず外」だからね。我慢強さの欠片もない。

ウリウリの差し場所を奪うくらいのことが出来たんだ。福永のエプソムカップジャスタウェイ走行が出来たんだ。

だから四位は信用ならないよ。

[fin]