Roberto。ロバートと発音したくもある。
モチジュン先生はこのRobertoを阪神大賞典における重要な要素としてブログで書かれました。
一つはステイヤーとしての素質を含んだ血統であること。
もう一つがまくり血統として。
まくり血統として見てみると「機動力」「パワー」「持続力」などが目につきます。
では片方の「ステイヤー」とは果たしてなんでありましょうや。
ステイヤーというのはつまり13秒でラップすることに長けた馬でしょう。
となれば心肺能力が非常に重要となる。
Robertoとは高い心肺能力を伝える馬なのか、というとまた難しいところでありますが。
とりあえず燃費は良さそうです。
モチジュン先生はトウカイトリックの後釜がフェイムゲームであるとしました。
そして彼らの共通点はトボトボと走るピッチ走法である、と。
逆にイスラボニータの様な全身運動的な柔らかストライドに対してスタミナ不安を述べてもいました。
それじゃ少なくともトリックとフェイムのピッチ走法は全身運動ではないわけですよね。
トボトボという表現もまたそれに適合します。脚だけで走るイメージ。
まくり、というのは潰れて行く前の集団を外から交わしていくもんでしょう。
それってオルフェーヴルの有馬記念と同じ、余力の差によるものではないかね?
ならRobertoって燃費の良い鈍足血統だと仮定できる。少なくとも芝馬に関してはそういう風に使うべき血統であろう。
(ダートだとパワー補完に使うんじゃないかな)
ただロベルトがピッチ走法であるかと言うと・・・また違うでしょう。
ブライアンズタイム経由の名馬と言えばナリタブライアン。彼は決してカチコチなピッチ走法ではなかったし、
みんな大好きマヤノトップガンもピッチとかとは程遠い走法であると見える。
またモチジュン先生がトウカイトリックに続くロベルトステイヤーとしたデスペラードも靭やかなストライドで走った。
グラスワンダーはピッチ的にグワシグワシと走って有馬記念二連覇か。
トウカイトリックのピッチはロベルト経由ではなく・・・エルコン経由なんですかねぇ・・・。
気になるのはボールドリーズン・・・ではなくボールドリーズニングですわ。シアトルスルーの父として有名。
フェイムゲームも持っているし、トウカイトリックもまたシアトルスルー経由で。
これらの馬は総じて・・・極端に固い馬ではないということが共通している。
そりゃ13秒台をラップし続けるわけではないから柔軟性がなけりゃ無茶が出てしまうからねぇ。
でも柔らかいわけではなくて靭やかなんですな。柔らかさと強さのバランスが絶妙な馬が多い。
サンデー系のデスペラードとフェイムゲームはハイインロー的にトニービンを使うわけですよね。
トウカイトリックはノーザンダンサー系屈指のスタミナを誇るサドラーズウェルズを持つ。
そこからヘイルトゥリーズンを持ってくるわけですな。
サンデー系はサンデーサイレンス経由でロベルトとヘイルトゥリーズンをクロスさせますが、
トウカイトリックはBold ReasonとBold ReasoningとRoberto経由。
サンデー×ロベルトの形がベターなのだろうがねぇ・・・。
そもそもエルコンドルパサーってダンスインザダーク級のステイヤー血統ですし。
それのヘイルトゥリーズンを継続するだけで十分ステイヤーとして目覚めてくれるんじゃねぇの?
エルコン×サンデー×トニービンでもソングオブウインドが出ている
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