菊花賞が近づいた今日このごろ。競馬ファンの多くが「Roberto買っときゃいいんだよ!」という姿勢を崩さない。それどころか「こいつ長いところで走るRobertoだし」という思い切りの良いローテーションで挑んでくる陣営すらある。必ず紛れ込むタニノギムレット産駒は何なの?
今年では母父ブライアンズタイムのディーマジェスティ、父タニノギムレットのネイチャーレットなどがある。あとは一応クロフネのシュペルミエールとか母母ブルーアヴェニューのマウントロブソンとか。
そしてエピファネイアという常識外れのシンボリクリスエス産駒(ボリクリは2400mより上は鬼門とされていた)によって母父ボリクリのカフジプリンスもバカには出来ない状況。そう、実際にRobertoは飛んでくるのだ。ゴールドシップも一応Roberto持ちだからねぇ。
このRoberto神話が生まれたのはライスシャワーの存在が大きい。坂路の申し子ミホノブルボンの三冠を阻む菊花賞勝ち、そのまま当時の最強馬にして歴代最強ステイヤーであるメジロマックイーンを破って春の盾を得る。そしてその翌々年も勝って隔年制覇。その次走、予後不良。
淀に咲いて淀に散ったライスシャワー。彼は父リアルシャダイの特徴である長距離を世に示した孝行息子でもあった。菊花賞でただ穴を開けるだけの血統ではない、ライスシャワーの様な絶対的なステイヤーをも産む血統なのだと。
菊花賞におけるRoberto信仰はリアルシャダイ信仰と同義である。そこからRobertoのステイヤーというものに迫ることが出来るのではないかと思う。
※ライスシャワーの春天勝ちを連覇の表現していたのを、隔年制覇に修正。
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