砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

フランス人の無刀取り 大阪杯回顧

キズナカレンブラックヒルラキシス の3連単・・・アウトですか。


カレンブラックヒルの仕掛けは早すぎ。ゼロスの脱落を絶好の2番手から見守っていればいいものをわざわざ捉えにかかるとかアホだろう。それじゃ展開利もなにもないじゃないかorz

その仕掛けに呼応するように皆が仕掛けて行った中で、ルメールだけが構えていた。好位の内からスルスルと外へ出しながら下がって行って、4角前ではキズナの少し前に位置。そこからキズナへの妨害を加えながら直線へ向いて、長仕掛けのキズナと馬比べ。

キズナの重厚斬れをこの重馬場でね。牝馬を駆って受け流すということが出来るとは思わなかったな。無刀取りというより無形の位かね。

3着もエアソミュール。なんだよなんだよ外国人無双じゃねぇか。

エアソはゲート出たねぇ。出遅れたら終わる馬だから無視してたらきちんと出たよ。これはトニービン的に本格化した影響かもしれない。ジャスタウェイみたいなもんだね。

スピルバーグはやはり反応しきれない感じ。それでも合わない重馬場をお4着まで追い込んできたんだから立派なもんだ。

カレブラはなぁ・・・うーん。のんびり構えて後方を押さえつけるなり死んだふりするなりしていれば3着まであったと思うんだが。

[追記]

エアソとラキシスがごっちゃになってた。ラキシスは当初から外目の後方を追走していたのだね。

3角前に2馬身3馬身の差がキズナラキシスにはあったわけだが、それが着差に直結したとは考えづらい。考えづらいがそのくらいしかない。ラキシスが重馬場の鬼である可能性はあるんだけども。

キズナはもう武豊の後方待機に慣れすぎているのだね。3角前にならなきゃ反応しない。そこから2馬身3馬身ほどだけラキシスキズナより余裕があったわけで、この不良馬場での後方待機には限界があった、という説が有力か。

ラキシスジェンティルドンナ的なラップを刻んでいるのだよね。おそらく終い5Fは12.4-12.0-12.0-11.1-12.8くらい。動き始めたのは8F棒付近。そこからは穏やかに進出している。

対してキズナというのは残り900mくらいから動き始めている。あくまでイメージだが12.2-11.8-11.9-11.0-13.1。これで脚があがる馬とは思わないが重馬場と斤量差・・・うーん、これで説明はつかないかなぁ。

キズナは併走すると駄目なタイプなのかもしれない。余力があるうちはいいけどなくなったらプシューン、と。

そういったところがあるならば、この不良馬場では一つ劣るかもしれない。昨年の高松宮記念安田記念はど根性で突っ走るタイプが本当に嘘みたいに突っ込んでいった。

ラキシスは川田がとことん馬群を割らせていた馬で、そういったところは鍛えられている。筋金入りと言っていい。抜きつ抜かれつを内馬場で繰り広げ、外からビューンと飛んできた差し馬に差されてきた。それが外の差し馬と並びながら差してみた今回はドンピシャリ。もとよりディープ×嵐猫だ。実践で鍛えあげられたど根性でラスト1Fで突き放してみせた・・・という見方が綺麗かもしれない。

[追記]

文中のラップは素人の目視によるものなのであまり深く考えないようお願いします。詳しいラップはマームード様のツイッターサラブレ!のラッ血対談などを参考にすることをおすすめします。あの馬場で11秒きっかし弾けるのは不可能ですな。

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