ラードとマヨの油にまみれた炒飯(冷めると悲惨)を素早くかっこみ、ダブルラーメン塩をズルズルとすする。徐々に冷めゆくスープをタバコと一緒に楽しむこの至福の時・・・。
インスタントラーメンの塩味の頂点にあるのはダブルラーメン塩なんだ。
して、マイルCS予想。題材は・・・どうしようねぇ。
Lyphard的見解を言えばね、別に関係はなかった。ないというかねぇ・・・ディープ産駒を筆頭にLyphard持ちが好走しているのは確かなんだわな。でもそれ言ったらそれとニックスの関係にあるNijinskyも走るわけで、Fair Trial混じりのND系の最終進化系とも言えるSadler's Wellsも有効なのだわ。
NjinskyがオッケーなのだからStorm Bird-Storm Catのラインもオッケーよ。Danzigも掻き込み走法さえ克服していれば問題ないわけで、そのこと自体は上記のND系も克服すべき問題だ。ただそれだけよなぁ・・・。流石にグラワンの血が表現されたりすると厳しくなるけれども、スクリーンヒーローってそんな血でもない。
あとはデインヒルだが・・・フィエロはそこが問題かもしれんねぇ。回転力と靭やかさが天秤にかけられた配合だから・・・。でもドナウブルーなんかを見てもディープを可能な限りマイラーに近づけるためにはDanzigは有効だ。
ダンシングブレーヴって史上最強だったわりには手堅い勝ち方しかしていない馬で、G1における最大着差はエクリプスSの4馬身。次点に英2000ギニーの3馬身、3番目に凱旋門賞の1と2分の1馬身だ。これってLyphardの前向きな気性がおかしなことになって馬群を割れないことが原因だと思う。
よくよく考えてみるとディープのピッチ馬≒Lyphard表現馬はジェンティルドンナを除いてスピルバーグもハープスターも大外一気しか出来ない奴だった。今となってはタッチングスピーチもその疑いがかかっている。加速体勢が整っていないと前の馬を抜かすための努力を怠るのだわ。
さらによくよくよく考えてみるとディープインパクトもまた馬群を割った走りを見せなかった。武豊の緩やかな加速によって意識なく自然と交わし去っていく様な、そんな脚。だから同格との争いとなった凱旋門賞やハーツクライとの有馬記念では劣ったのではないかな。ムキになって走らないのだわ。
もっと言えばスイープトウショウも突き抜けるときは強かったが突き抜けない時はまさしく「案外」だった。キョウエイマーチも並びかけられてから奮起する様な逃げ先行馬ではなかったし、エリモシックも極端な追い込み策が多い馬だ。
Lyphardの差し追い込みってやっぱり矛盾してるいるんだわ。そのたぐいの気性が表現されるかはともかく・・・だが。実際に昨年のフィエロとダノンシャークは馬群を割って来ている。でもこの二頭は極端にFair Trialをいじっていないタイプね・・・。
なのでゴリゴリ走る米血ってのもこのあたりにも作用しているんじゃないかねぇ。DanzigやNijinskyを使ったディープってのはこの問題を回避しているくさい。コレに加えてAureole魂があるから洒落にならんなぁ。
今年のマイルCSに出走するLyphard持ちは以下のとおり。
Aureoleいじりには◯を、Fair Trialが表現されていそうな馬には☆をつけている。
モーリス(母母父モガミ) ☆
レッドアリオンやヴァンセンヌの逆噴射っぷりは周知のことだな。モーリスはSadler's Wells×Lyphardとエイシンアポロンやトーセンラーなどの実績がある組み合わせだが、この二頭は追い込み策と先行抜け出しで勝ち切っている。テン乗りのムーアが・・・割りと好位で受けたがるこの名手が逆噴射疑惑のある安田記念勝ち馬に乗るってのは面白いことだね。外枠なだけマシかな。
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