砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ぎゃくふんしゃモーリス マイルCS予想

今日の豆知識。タバコとコーヒーを愛する世の中の男性のほとんどは快便である。


ただし快便とするのは語弊がある。なぜなら世の中の男は大抵の場合で下痢をするからだ。

モーリスは誰が乗ってもまくっている馬で、これは狭いところを抜け出せない馬なんじゃないかと思う。モガミという経由がまたどうなっているのか謎なんだけどねぇ・・・。気性難の代名詞とまでWikipediaでは書かれているからな。

ただ気性難と一言で表せども、一端ハミを取ってしまえば「俺最強!」と荒ぶるように抜いていく馬もいる。逆にマイナス思考の到達点として「ここで抜かれたら俺屠殺されちゃう!」みたいなAureole魂で抜かれない馬もいる。モガミってどっちなんだろう。

メジロラモーヌレガシーワールド(玉無し)、シリウスシンボリなんかは馬群を割るイメージないわなぁ。みんな先行してからワーッと突き抜けていくタイプで、これは抜いてからが強い馬なんじゃないかと思う。

モーリスの弟であるピッツバーグも結構外を回す馬で、並びかけられてからが非常に粘り強い。ははぁ、これがLyphard、これがFair Trialなのかと。だけど自分が並びかけてからは抜けないんだよなぁ・・・。

ダンシングブレーヴもそうなんだよね。ナスキロ柔いながらもピッチで鋭く走るくせになんか微妙に加速が鈍い。イスラボニータエイシンヒカリみたいに自分からスパートをかけることがないのかもしれんねぇ。Wikipediaによると「おとなしい馬」だったらしいなぁ。

良く言えば息を入れて走られる血統なんだろう。それでもって馬群からサッと抜け出る脚をもっているんだから良い血統。ただしそれが出来ない馬が多いわけだがね・・・ジェンティルドンナって素晴らしい馬だわ。息入れて好位で我慢、残り200mでサッと抜け出られる。

ダンブレさんは一端加速し始めるとハンパないから好位で我慢していても外へ回しながら前へ取り付いていけるという化け物だ。エクリプスSなんか好位で我慢してたダンブレさんは後方外から一気の脚で突っ込んできたトリプティク姐さんに一旦は交わされた。ところが既に直線の半ばにさしかかろうという時にダンブレさんはその更に外へ持ちだして差し返したのである。

これはまぁトリプティク姐さんがRiverman産駒で刹那的に切れるぶんだけ強く見えるだけかもしれない。内に切れ込みながら差しているからより鋭く見えるのだろうし。しかしこの残り200mからの後出し的な差し方はいくらなんでも強すぎるだろう。こんなの誰も勝てないって。

モーリスもこういう競馬をしたら勝ちやすいんだろうが、前受け&外出し&後出しというダンブレ戦法を取れるだけの格があるかどうか。4角でペロッとまくってジワッジワッと行ってもいいんだがムーアがそういう競馬をするイメージってないなぁ。

ペースが流れずに快刀乱麻の勝利が望まれるとしたら・・・それはモーリスには難しいかもしれない。快刀といえばヴァンセンヌだろう。下りでスピードをキャリーして追い込むのだからこの馬だけは違う脚色で直線に向く。そうなるとAureole魂もFair Trialも関係ない。あとは昨年以上に外差しが効くかどうかだ。

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