リアファルは可動域の狭い馬であるからまくるようにして動かなければ勝負にならず、そこをキタサンブラックやラブリーデイなどが外から押さえ込みにいけばいいのだが2500mで横ノリがそこまでの力勝負を挑むイメージはないし、ラブリーデイも4角で先頭に立つには距離が長い。リアファルはまず間違いなく単騎で直線へ流れ込み、そこからすぐに1馬身ほど突き放しに動く。
そこから残り1Fを粘り込むことは難しいこと。
マヤノトップガンは12.3-12.2-12.2-12.0-11.2-12.1の押し切り。
ダイワスカーレットが12.4-11.5-11.9-12.0-11.7-12.7の押し切り。
3角前に突き放して後方の持続脚を潰すダイワスカーレット、淀みなく流して後ろに切れを使わせないマヤノトップガン。リアファルならばダイワスカーレットの流れで行くしかないと思うが・・・ルメールの趣味としてはマヤノトップガンだろうな。
しかしトップガンは非サンデーのRoberto直系、それも鬼の4分の3Hyperionで母父Blushing Groom。サッと反応できるRoberto直系馬らしい華麗なる押し切りであるから、それを4分の1サンデーでマネをするとなると前半はスローで望まなければなるまい。
まぁ人気馬の位置取りなどを考えるとテンはともかく向こう正面まではスローになるだろうよ。ヘタクソが前にいたほうがドスローにはなりやすいんだが、後傾ペースの達人が控えているから仕掛け時を間違えることはないだろう。
問題はそこなんだ。「あの馬を交わせば勝てる」という競馬ではなくて、「帳尻をきっちり合わせる」という競馬になるんだよ。だのにゴールドシップのインパクトがでかすぎて引きずられてしまう。京都大賞典でゴールドシップのまくりに呼応した馬が潰れていき無欲のヒッタゲ&アンコが突っ込んでいった様なことが起こりかねない。
無欲なのは仲良く並んだ西の田んぼスリーフォーファイブだな。菱田は元々内を捌けばなんとかなるだろうってくらいの意識であるし、川田と岩田はゴールドシップを意識しながらも主戦を務める騎乗馬の能力を活かそうとする。ルメールと横ノリもゴールドシップも川田岩田タイプだ。
アッゼニはイマイチ分からないんだが・・・短期免許は有力馬をマークするしかあるまい。それはそれで勝負になるのがアルバートのすごいところなんだがね。オルフェーヴル出来るかどうか。
[fin]