砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

エイシンヒカリ当然の惨敗

眠たい目をこすりながらレースを見守ったが案の定大負けだったな。

ディープ✕嵐猫でシャンティイ9Fをあれだけ快勝した馬がアスコット10Fをまともに走れるはずないんだわ。1F延長も大きなマイナスであろうし、桁の違う高低差で登り降りするコース形態も大きなマイナス。好走条件なんでどこにもない。

日本の競馬場で具体的に比較することは難しいが、京都1800mをズバッと切れて快勝した馬を中山3600mで買う馬鹿はいまい。だいたいそんなようなもの。(ただエイシンフラッシュなんかはこの条件を満たしそうな馬である)

それでもきちんとレースになっていたのだから良かった。秋天を逃げきれない馬がプリンスオブウェールズを逃げ切ろうだなんて甘い話だからな。おそらくペースはかなり遅いはずだが、消耗はかなり大きかっただろう。有酸素運動で走れる15秒台に乗せなきゃ勝機はなかった。

アーリントンミリオンの方がまだ勝機はあったと思うけどねぇ・・・。アメリカ血統が強いのだからアメリカで競馬をしたほうが理屈には叶う。しかしここでプリンスオブウェールズを快勝していたならば、エイシンヒカリのパフォーマンスに誰も異を唱えることは出来なかっただろう。分の悪い賭けではあるが、リターンも見込めるのだから頭ごなしに否定するわけにはいかないな。

それに武豊も上手いこと乗って言い訳の出来る負け戦にしてくれたし。挑戦としては上等であり、負けても評価が下がらない・・・うん、これは上手いローテーションだったのかもしれんよ。

例えアスコット10Fで敗れても、シャンティイやロンシャン、あと京都と東京も、それにドバイと香港と、こういったコースの9Fなら間違いなく世界トップレベルである。香港Cを制しているわけだし種牡馬としての価値も十分示した。未来は開けている。

[fin]