砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ミッキーアイルに本命打ちたい気持ちがあるけれど

今週のレースは固そうで、そんなに面白い配合馬も本命クラス以外にはないからネタにならない。強いて言えばサムソンズプライド横ノリがどう動いてくるか、掲示板まで絡むか、馬券まで行くのか、そのくらいの楽しみしかない。

仕方なくスプリンターズのメンツを見ていたのだが、中山千二でビッグアーサーを上回る馬がミッキーアイルしか見当たらないのである。しかし松山弘平を中山で本命にするのはあまりにも厳しい。これが石川裕紀人とかだったら「よっしゃ勝っちまえ!」になるんだけど。

中山千二をスローに落としたら東京型がストライドでまくってくるからどうしようもなくなってしまう。それはもうショウナンパンドラオールカマーをまくったが如く、きれいに差し切ってくる。そういう競馬でミッキーアイルはちょっと旨味がないんだ。

それはそれでサトノルパンがもう一度ビッグアーサーを差すというシュールなG1になって面白いんだが、浮かんでくるのは冷笑だろうねぇ。「また関西ジョッキーはスプリンターズを汚すんですか。武豊は後進を育てたりしないのかねぇ。福永も何をしてるの」。

福永がまた逃げたら、それはもう「サクラバクシンオー最後の化け物が念願の大仕事を遂げたぞおい!」って大喜びだろう。「スプリント戦を5Fで終わらせてしまう」というロードカナロアのラストランが中山競馬場で起こるのだね。

セントウルSでも登坂で詰められてしまった。あれがサクラバクシンオーの拭い切れぬ弱さであり、日本競馬のスピードを煮詰めたサクラバクシンオーの魅力である。これだけ速いスプリント血統は歴史の上でもそうは見られない・・・はず。

けれどそれをミッキーアイルが絶妙なペースで追いかけるならば、20年越しにあの名勝負が蘇るのではないか・・・と。別にミッキーアイルの鞍上には多くを臨んでいるつもりはないんだよ。関東の名手を乗せてくれりゃいいんだ。石川裕紀人っていう未来の名手でも構わない。

ちょっとだけ折り合いつけて先頭を絶妙なタイミングで追わせるだけでいいんだ。なんだったら池添でもいい!

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