砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

福永騎手が年末に間に合う

もうシュタルケとのコンビ(個人的な想定)でワクワクしてたのに・・・。

シュヴァルグランダノンバラードを中長距離馬にした感じで、出脚にはかなりの難がある。有馬は中距離馬が位置を取ってからスローに落とす舞台なので、よほどの先行達者でなければ勝てる位置に持っていくのは難しい。

福永騎手のスタートは誰もが認める素晴らしいものだ。けれどそれが先行へ繋がりづらいのも確かであって、それこそがこの騎手の美点でもあり欠点でもある。日本競馬における教育係としては世界トップクラスだが、大舞台じゃ・・・うん。

その馬群に沈める感覚を以ってスローの先行が出来ればいいのだけれども、教育係だけあって折り合いに難のある馬ばかり預けられるんだわな。それはつまり強い馬ってことでもあるんだけれども、それを壁なしで折り合う技術ってのを彼は持たない。それはトップジョッキーの数人しか持たないものだから仕方がないし、その対処としての好位競馬があるのだ。

それによって折り合い難が改善した馬もいるだろう。福永が手放した馬が勝つのではなく、福永が育てた馬が勝つのだ。問題は自ら育てた馬で勝つ術を持たないことだからね!貶されるべき人物ではなく憐憫の眼差しで生暖かく見守るべき人物なんだ。故にいっくんなのだ。

ということで乗り替わりは歓迎だったんだよ。いっくんじゃ勝てないから・・・。

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