今年の4歳牝馬勢は稀なほどに粒ぞろいで、同年代の牡馬にも劣らぬパフォーマンスを見せるくらいであって、シンハライトやチェッキーノ、メジャーエンブレムが大阪杯でディーマジェスティとどう戦うのかを見たかった。もちろんジュエラーやヴィブロス、ビッシュもね。
同年代対決はもちろん、上の年代との戦いも注目されたはず。しかし二大巨頭のシンハライトとメジャーエンブレムが引退ともなるとトーンダウンは免れない。まともに競争生活を送っていたならばダイワスカーレットとウオッカくらいには競馬を盛り上げただろうに。
メジャーエンブレムはマイラーではないにしてもヴィクトリアマイルと安田記念を盛り上げたであろう秀逸な逃げ先行馬で、秋には秋天で多くの強豪と叩きあうことが見込まれた。千六~二千はメジャーエンブレム、二千二~三千ニはサトノダイヤモンドとルメールの無双っぷりに磨きがかかっただろうに。
シンハライトと池添も本当に絶好のコンビだっただけに残念極まりない。ドゥラメンテとシンハライトは昨年のジャパンカップに出走していなければならなかった馬だ。キタサンブラックに東京二千四を逃げ切らせるとかありえないぜ。
どうしてこんなに引退してしまうのか。調教や馴致にはまだまだ向上すべきところがあるらしい
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