砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

中山記念展望

昨年に比べるとしょっぱいメンツだが・・・昨年がアレだっただけで例年以上である。9頭が重賞勝ち馬でG1ウィナーが4頭。G1複数勝ちの名馬を別定G2で破った馬が3頭。G1前哨戦としてかなりハイレベルなレースになりそう。

逃げはマイネルミラノロゴタイプの2パターンあるが、どちらも一癖あるので読みづらい。

マイネルミラノは千八なら堂々と真っ向勝負をしてくると思うが、これほどの相手ともなると曲げてくるかもしれない。ロゴタイプはスローで勝負してきた馬だが中山千八なら久方ぶりとなる真っ向勝負もありえる。

談合スローならアンビシャスが一枚も二枚も上手だろう。ツクバアズマオーやリアルスティールを目掛けてかっ飛ばして昨年くらい走れば大丈夫。けれど絶対の安定は期待してはいけないタイプだから人気によってヒモや消しに走る必要もある。

脚の種類が特殊なんだよね。Hyperion的なジリ脚だけれどイスラボニータに似た気性の回転で末脚を回転させる。2Fだけは気性の魔法でズバッと切れるのだけれども、それ以上は元のジリ脚に戻ってしまう。前走は止まったところをロゴタイプに差し返され、ロゴタイプが力尽きたところを差し返した。気性的な部分で脚は衰えるけれど、身体的にはジリジリしている・・・という推測である。

なのでギリギリまで追走を続けて最後の2Fで交わしにいく後出し競馬が理想。脚を使わずに先行できると良いのだが、あれをやるには中山千八の先行争いは速すぎる。バッと出してフッと静まるもの。

これを破るとすればスローの前受けかまくりだろう。差しに構えたときの前は捕まえづらいし、早い仕掛けでまくられると対応が出来ない。昨年の大阪杯で見せたパフォーマンスは「そういえばあのレースはすごかったよなぁ」と引退後にささやかれる類のもので、本来の姿は勝ちきれない差し馬にすぎない。

なので、本命はリアルスティールに打つことになるんじゃないかと思っている。流石にこのレベルの争いであるとマイネルミラノに本命を打つ様な空気の読まない予想はしづらい。ロゴタイプがいまさら中山の帝王へ名乗りを上げるのも違うし、距離短縮で臨むツクバアズマオーもやっぱり違う。手があるとすれば、ヴィブロスが更に本格化を遂げてきた場合かと。これがムッキムキになって430kgまで乗せてきたら・・・うん。

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