砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

クイーンS予想

1着エテルナミノル

2着パールコード

3着シャルール

例によって「新車馬券」。当たれば2万倍で、500円が1000万円に!

人気勢ではアドマイヤリードなんかが頑張って差してきそうなもんで、それをパールコードはともかくシャルールが凌ぐってのは・・・うん、考えづらい!

しかしシャルールは前走でスローを追い込んだ9着であるし、最後の伸びや悩みは馬場の悪い内を進路を探りながら行った結果。そういえばなんとなく上昇しそうな感じするよな。

何よりも四位のおっさんの札幌だ。四位×母父Kaldoun×札幌芝は2-2-0-0でフル連対。シャルールの2着二つを含むこの数字、しかもファビラスラフイン秋華賞制覇、ジャパンカップ2着を得た松永幹夫が調教師である。この松永もまた調教師として母父Kaldoun×札幌芝をシャルールの4戦を以ってフル連対としている。

母父Kaldounを札幌で走らせることに関しては四位×松永は最強のタッグである。前走で気持ちが入っているのは確認している。横ノリの前受けで壊れた精神はすでに副長の兆しを見せており、得意の札幌で再び前受けを敢行するはず。それに四位のおっさんならまくっても美味しい!

シャルール買わずにどうする!むしろ俺はパールコードの方が不安だぜ。

血統から補足するとKaldounってのは前受け身上の血統なのだ。それに輪をかけたのがグレイトフィーヴァーという名繁殖であり、この仔らの多くは前受けによって成果をあげている。その根拠はBois Rousselクロスだ。

だがこのクロスは一つの懸念を残す。トールポピーアヴェンチュラフサイチホウオーが若かりしころに爆走したジャンポケ産駒であることは周知のことだが、その爆走を支えたのがBois Rousselクロスであると考えられる。鈍重な父父トニービンを疾走の道へ駆らせたこの血統は、本質としてはスタミナであり、現代へ伝える影響を激気性とする。

そもそもトニービン自身がBois Rousselクロスであるが、そこへもう一本通すことでジャンポケ産駒にあるまじき早熟ぶりを発揮する・・・という仕組ではないかと、このきょうだいから考えられる。今度データ集める。

さて、この三きょうだいの話は終わらない。シャルールと彼、彼女らは親戚である。4代母にMoonmadnessを仰ぐ近親の間柄である。

それだけに・・・シャルールの灯火が4歳で消えてしまったとも考えられるのだ。リラヴァティを破った初音Sがこの配合のピークであったという可能性は決して否定できない。グレイトフィーヴァー産駒が晩成傾向にあると言えども、それはディープやスペといった英愛のスタミナを抱える産駒たちである。父がゼンノロブロイであるシャルールが1歳早くピークを終えてしまっても不思議はない。

そこら辺の不安を飲み込んでなお、札幌巧者を支持するだけの材料はあるし、それに、人気が、美味しいよね。

そんで2着にパールコードを支持する理由は、秋華賞予想の通りだ。俺の本命馬だったからな。Ack Ackですんごい末脚を使ったブロードアピールとは雲泥の差で、「父Haloクロス、母Nasrullah(Royal Chager)×Princequilloクロス」のイメージ通りの馬。内回りをガバッとまくってからズンドコズンドコジリジリジリジリと伸び続けるヘンテコぶりが長所!

コーナーの角度が浅く直線が短いこの条件は実にピッタリであり、川田将雅がこういった条件を綺麗にまくった記憶もないが、とりあえず馬はハマるだろう。少なくとも秋華賞のあのまくり方で正しいし、ハープスターみたいにまくっておけば良い。

大外から一気にエテルナミノルがぶっこんで、内でシャルールとパールコードが1600万下クラスの競り合いを果たす。遅れて突っ込んでくる人気はギリギリ交わせない・・・という読みで新車を求める。

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