砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

秋天ってなんなのか

こうもG1が続くと楽しくて楽しくて仕方がない。

キタサンブラック毎日王冠組が人気しそうな秋天。しかし春天ウィナーと千八瞬発組をどこまで信頼すべきか難しいところだ。かといってソウルスターリングをここで再評価するのも違う。一年後ならなぁ。

俺個人の流れからすると、ここでPivotalを本命にするのもやぶさかではない。あのテトテト走りは英国にも通用するスタミナ的なものである。京都で惰性をつけて流れ込むのも良いし、パワー偏向で中山を豪快に抜け出すのも悪くない。しかし東京を一気に差し切ることにこそ本領があるのではないか・・・。

ま、そこら辺は展開とすりあわせて印を打つ。

あと今更であるが、ルージュバックといい戸崎には何故馬群嫌いの馬が集まるのだろうか。ステファノスは前走でまくったように馬群を好まない外差し馬で、素質はあるがハマる舞台が少ない。馬場が渋ったときには3番人気くらいにくるだろう。

戸崎は意外と雨が上手くて、馬群嫌いの馬を散らばった馬群を捌いて突っ込んでくることが多い。道悪は間違いなくこなすし、そのためにやや鈍足の傾向があるからベストの展開を望めるかもしれない。道悪&経済コースという。

あとは・・・ネオリアリズムの取捨よなぁ。外回りで特筆すべき馬ではないけれどスタミナ自体は優れている。マイルをこなす程度には優れていて、モーリスを札幌記念で下す程度にも優れていて、勝ち切った中山記念の2着馬が重たい良馬場札幌記念を制するくらいには優れている。こんなモノサシ見たことない。

タップダンスシチージャパンカップを、秋天で再現するとしたらこの馬だろう・・・ってくらいには強くて、配合も実に奥深い。トキオリアリティーの仔がG1を獲っているのだから、そりゃ評価しなくてはならない。この馬を引っ張ってきた坂田のとっつぁん凄いわ。

トキオの冠名と言えば、まこと私事であるが。ウイポ初心者のときに「どうでもいい馬最強にして楽しよう」と思いたち、トキオエクセレントのステータスをマックスにしたことがある。1990年代末って最強馬揃い踏みだから金欠になるんだよねぇ。どこも勝てなくなる。

思い立った当初は良い。けれど数年後にそのデータを引き継いで初めからやったらエライことになって。エルコンスペグラスを相手に無双し、古馬王道を総なめにするトキオエクセレントの姿がそこにはあった。エルコンを所有していた俺は散々よ。

あと雨で怖いのはサトノアラジン。クラウンよりもアラジンが怖い。雨の嵐猫怖い。ラキシス怖い。キズナも怖い。ショウナンマイティも怖い。リアルスティールも実は怖いかもしれない。

サトノクラウンは平坦部分でのスタミナがずば抜けていて、向こう正面の半ばまでは良いとしても、後半は少し競馬がしづらいかもしれない。スタミナ的に靭やかな馬だからL400mまでにどう流れ込むのかが難しすぎる。

ベストは香港二千四だとしても、稍重阪神二千二もなかなかハマる舞台だ。阪神内の中距離は、ゴールドシップを筆頭に、平坦適性で押し込めるところがある。

秋天は末脚の強靭さを求めるところが多く、下ろうが登ろうがなにがなんでも同じ脚で走り続けてやる!ってのが必要だ。ちょっとステイヤーじみた末脚が必要。

スローのエイシンフラッシュ、ハイペースのジャスタウェイトーセンジョーダン。これら以外は大抵Hail to Reason的なもので踏破している。RobertoやSadler's Wells、Caerleonでゴリ押せる。例外なのはダイワメジャーくらいなものかな。ノーザンテーストはいつも例外にある。

そんな感じで、予想をしていこう。

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