砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

キンカメNTは不良の鬼

キングカメハメハ×ノーザンテーストの配合はルーラーシップエアスピネルが不良重賞勝ちで、ルーラーシップの産駒のキセキは不良菊花賞制覇を成し遂げた。レッツゴードンキラブリーデイなどでG1馬を輩出する一方で、芝向きのパワーをとても強く表現する配合と言える。

ダイワメジャーステイゴールドの上級産駒が不良の鬼であるのと同じような理屈ではあるが、この場合はNashua≒NantallahかつFlares=Omahaの連なりも強いために持久力的なものよりパワーとしての道悪巧者を伝えやすい。

これらの血統の絡みにおいて、最も芝向きに表現しやすいのは間違いなくノーザンテーストなのである。

だから「ダイワメジャー×嵐猫」という明らかなほどの道悪配合であるロードヴァンドールを抑えてサクランプルールを出走馬中最高の道悪巧者と思っている。穴党としてはこの2頭軸で行きたいくらいである。

おそらく展開はゴールドアクターがメイショウカドマツを捉えたAR共みたいになるはず。不良の更に先の不良となるのであれば道悪ランキングトップスリーで決まってもおかしくはなく、サトノアラジンの差しが最後の最後に届くかどうか。

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