砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

キタサンブラックに見るHalo

最近はTwitterbotで回すのが楽しくあり、ふと思いついた小言なんかを登録して回している。

ブログに書くととち狂う様に書きまくるから自分でも読み返すのが面倒になるくらいだから、一言二言でまとめて勝手に回してくれるbotというのもなかなか便利だ。「血統与太話」で検索をかけると出て来るので、暇な人はどうぞ。

水増しに過去ブログネタなんかも混ざっているよ!


で、タイトルの話はというと。つまりブラックタイドってのはHalo×Lyphard×Hyperion×Son-in-Lawに忠実な血統だったんだよ、って話なのだわね。

もちろんそんなことは先生のブログ愛読者には常識なのだけれど、問題はハーツクライとは違ってウインドインハーヘアが非Blue Larkspurであることだ。


ハーツクライの様に弄りを入れると、それを継続しないと表には出てこない。そのため表現を交えて改良することも可能なわけであるが、緊張と緩和の点で大きなマイナスがつきまとう。

遠い血統なのでアウトにせずとも成功は可能であるが、ジャスタウェイと比較すればワンアンドオンリーウインバリアシオンシュヴァルグランは劣る。それは競走実績からしても。

ハーツクライの前受けを邪魔するのはBlue Larkspurに端を発する非Hyperion的な柔さであり、またこれは苛烈な気性をさほど伝えない。ジャスタウェイの追い込みは脚元の不安や気性難が大きな理由で、ヨシトミ先生や横ノリが前受けを実践している。


この点からキタサンブラックの先行能力は「8分の1Halo、8分の7非Blue Larkspur」に求められる。だが効果はこれに限らない。秀逸なのは武豊にも制御が可能な優れた操縦性であろう。ジャスタウェイくらいの気性難ならば武豊に抑えられないはず。(金鯱賞メイショウナルトはヤバイ)

これがFair Trial起点の配合だとアンビシャスみたいなヤバイ奴になると思うのだが、あくまでもキタサンブラックはサンデー×Lyphard×Hyperion×Son-in-Law。これの気性は内ラチを頼っている限りは特に難しいところがない。

Wild Riskクロスというのもあるが、これも日本競馬で暴走したりということはないだろう。ゲートでやんちゃしたりするところはあるけれど。


また、別のところを褒めると、「4分の3Native Dancer、4分の1異系」という形が良いよね。サンデーサイレンスは非Native Dancerの名血統にして、Native Dancerに対するニックス血統でもある。ここらへんの整理がついているところをすんごい褒めたい。

シュガーハートというのもベターで平凡な手段ではあるけれど、きちんとNative Dancerを弄った配合だ。What a PreasureとAmbiopoise。

What a Preasure~Discovery、Sweep、Pompey、La Chica
Ambiopoise~Laughing Queen=Pompey


うーん・・・Lady RebeccaのPrincequillo4×3をある程度オンにする仕組みがあると思うのだけれども、16分の1ともなると難しいな。けれどこれほど強烈な緩和なのだから、どこかに表現の元があると思う。Victoria Parkにそれを求める手はあるのだけれども・・・。


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