今年もなにやら始まりました配合大喜利。予想や日常そっちのけで血統表とにらめっこしています。
楽しくて腹は減りますし甘い物は欲しくなりますしタバコは止まりません。毎週に大喜利があったら死ぬでしょう、私。
マコトサンパギータ感
1,とにかくHyperionが豊富
2,小倉を最内枠から差し込むなど機動力は抜群
3,My Bupers一家
4,迷惑な楽しさ満点ジャンポケ肌
5,淡白な緊張
ジャンポケ肌はHyperion+Pretty Pollyの凝縮を図った種牡馬との配合がベターですが、本馬のようにHyperionの強いパターンは候補が絞られます。
加えて、Pretty Polly的の絡みにまとまりがついていないパターンも候補が絞られます。出来れば相手にノーザンテーストを求めたいところですが、サンデー持ちですので望みは薄くあります。
Nijinskyクロスによる異質の受け入れの不可が厳しい一手。Nijinskyがあればスマートファルコン・ストロングリターン・ハービンジャーなどの候補が挙がります。
以上の要素より、G1勝ち馬の輩出は諦めざるを得ません。繁殖の血統が悪いのではなく、時勢ですね。世界中の種牡馬とコースを考えられるならば違うでしょう。
最高級のベター
現状におけるベストを尽くせない場合、ベターの追求を行わなればなりません。
次代に可能性を紡ぐ配合。このコンセプトより血統表を見てみると以下のことも分かります。
1,父母間Double Jayクロス
2,Alydar・サンデー・トニービン・Specialによる「Nasrullah(≒Royal Chager)×Hyperion」の累代
3,非Princequillo
4,非Ribot
5,非Tom Fool
6,「4分の1La Troienneクロス・4分の3アウト」
非ほにゃらら、の導入はキンカメでオールオッケー。しかし19年はプライベート設定ですね。
エアグルーヴ一家による後継はトニービンのクロスが入ります。その是非は実践例の乏しさから判断がつきませんが、机上においては良い物と映りません。「4分の4Hyperion」を構成するジャングルポケットの難しさは相当なものです。
ですので後継からはロードカナロアがベターでしょう。構成からしても特たる問題はなさそうですし、2歳から活躍が見込まれます。
ネックはその人気ぶりですか。早くも1500万まで種付け料を乗せていますし、これでも300頭弱が埋まるでしょう。また種付け頭数を絞らないとも限りません。
安値のベター
大喜利ですから他人と違うものを提案したい・・・というのは間違いのない欲望ですな。
血統マニア緩和派の私からするとこの濃厚過ぎるHyperionはアウトとしたいところです。可能ならば「4分の1Hyperionアウト」。
現代にそんなことが出来る種牡馬がいるわけない・・・と思っていたんですが、いるんですよ。いるところには、いるんですよ。
それがロージズインメイです。Hyperionクロスのうるさいマコトサンパギータちゃんはロージズインメイで4分の1アウトにしちゃいましょう。
その他には以下の様な要素がありますね。
1,Raise a Cup≒Alydar
2,Swapsクロス(Miss Swapsco≒No Robberyとも)
3,4分の4Double Jay
私はこういう配合が好きなのですが、5代アウトの繁殖にロージズインメイは違います。マコトサンパギータはこういうところでも難しく、緊張が淡いので上手く緩和されません。
方向性に間違いはないと思いますし、「Hyperionの希薄なHalo」と「Hyperionの濃ゆいHalo」のクロスなんて本当に格好いいものです。しかしオープンまで一手足りない様な気がします。
ジャンポケもマコトマンリョウも5代アウトで、その仔のマコトサンパギータも5代アウトです。名配合でも名馬の輩出はギャンブルですから、有限の試行においてインブリードによる確率の底上げは大事なことです。
しかし1万分の1でG1級が出る配合だとは思いますな。(大抵の配合がそうでしょう)
まとめ
高い種牡馬は能力が保証されますし、ニアリーイコールで優秀な遺伝を手に入れることができます。レディブラッサムとキングカメハメハの血をロードカナロアを通して得るというのは、すんごいことです。
ベストトゥベストを競争・種牡馬実績から選択し続けることに間違いはありませんし、血統の革新を続けることで高い位置の安定が図られます。しかしそればかりが配合ではありません。
ロージズインメイという選択は3代後に活きる面白いものだと思います。