砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2020年エリザベス女王杯予想

◎ウラヌスチャーム

◯ノームコア

△センテリュオ

 

近頃はまたチャゲアスからの浮気をしていまして、Official髭男dismを聴いています。

きっかけは芸人アイデンティティーの動画で、「そういやASKAが褒めてたことがあったかな」と思い出しました。原因はASKAなので浮気対象として丁度よい。

Pretenderという曲は基本的に女々しくて、けれどちょっと男らしい「いじらしさ」も見えて、良い歌です。

男は女よりも馬鹿です。しかしそう断言するのは悲しいので、男は「基本的に」女よりも馬鹿です、と私は書きます。これが男のいじらしさです。矜持とも言います。

この「矜持」ってものがあれば男は意外と頑張れるわけで、馬の強さもそうだと思います。牝馬より牡馬の方が気性に対して競馬が素直です。

 

エリ女の大きなポイントは、「牝馬は意外といろんな競馬が出来て、ベストでなくてもG1まで進むことが出来る。」ということでしょう。

昨年のラッキーライラックはまさにそういう勝ち方で、オルフェーヴル産駒のイメージでゴリゴリ行くのが本領でなかったことが示されました。

しかしそれは陣営のミスではなくて、内枠にべったり張り付くには先行がベストチョイスであっただけでしょう。同じMy Bupersのハーツクライが同じ理由で後方へ下げられていたとも考えられます。

ハーツクライという成功例がある以上、先行へ完成させようとするのは正しいことかと。ただ、想像よりずっと構える競馬のが似合っていましたし、ハーツクライも押し切るのではなくて前で構えていたんですよね。

 

◎を打ったウラヌスチャームの基本骨子はローズキングダムと同じ。薄いHyperionを母系の奥に引いて、それをサンデーで膨らませ、キンカメとエアグルーヴで大きく補完。

他にもFair TrialやMahmoud、Blue Larkspurなどの流行血統においてもインブリード・アウトブリードがキレイに分かれていまして、クロノロジストの出来娘たちと似た形とも言えます。

母アメジストリングは芝1200mでデビューして初勝利はダート1800m。その後も芝とダートを走り、3勝目は芝2600mでした。その後は定年まで中央を46戦を走っています。合計1600万円の募集ですから大成功の部類。

ウラヌスチャーム自身は合計2000万の募集で獲得賞金が母親超え。これも大成功の部類です。

 

母が非Northern DancerですがLe FabuleuxのPretty Pollyが活きているタイプでして、そのためにルーラーシップとの配合がハマったと。

SecretariatとIn Reality、そしてPretty Pollyというのは晩成の名家クラフティワイフと同じ理屈です。クラフティワイフ自身はPretty Pollyを引きませんがノーザンテーストとの配合で家を大きくしました。

紅一点のPretty Pollyが輝く配合というのは意外と凄いもので、クロノロジストもこの類。北米母系+Pretty Polly一点の晩成ってのは凄いんです。(二度目)

クラフティワイフ一家とクロノロジストは大きく名を挙げましたが、ここらでアメジストリング母さんにスポットライトが当たってもいいんじゃないかと。

 

印の正体は

◎アメジストリング

◯クロノロジスト

△クラフティワイフ

てなわけでして、ロマン派閥の血統マニアらしい、満足出来る印を打てたと思っています。新潟牝馬Sはフロックじゃないはずで、あれが牝馬らしくハマった形なのだと。外を回すのはベターであって、ベストじゃないのだと。

 

 

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