砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2021年大阪杯予想 

これが東京2000mですとか、中山2000mなら悩むことはなかったと思います。グランアレグリアのことですね。

平坦向きの1400m馬ってのは意外と距離が保つものです。メイショウスザンナがクイーンSを勝ったように、スピード勝負の内2000mならばグランアレグリアは距離が保つと思いますな。

高速馬場ってパワーが要求される馬場で、馬潰しとなった一時期の高速東京ではSpecial、特にSadler's Wells持ちがよく走りました。ドゥラメンテとかシンハライト。マイルの世界レコードホルダーであったレオアクティブも母父オペラハウスです。

 

阪神2000mの場合はサドラーじゃなくてStorm Catを筆頭とした北米血統が求められるわけですが、これのちょっとした裏ルートにはフレンチデピュティがあります。クロノジェネシスがあって、ステファノスがあって、というような。

嵐猫とサドラーは激気性のトリガーを持つという点で共通していて、SpecialとSecretariatでボッコボコに殴り倒す歴史的名牝ってのがアーモンドアイでした。スタミナ≒激気性≒スピードみたいな血統なんですよね、SpecialとSecretariat。

 

グランアレグリアに本命を打てないのがここの観点による理由です。やっぱりNijinskyって大人しいんですよ。またPromised Landの方向で厳しい気性ってのはオンとオフのはっきりしたものです。ウインバリアシオンにスマートレイアーにコウエイオトメにキズナに・・・位置の前後は問わない強みはあるにせよ、構えた方が強い血統です。

東京マイルでまくりを打てる点で突き抜けた馬なんですが、現状の阪神馬場にハマるかというと、怪しいのではないかと。

 

 

◎サリオス

○コントレイル

△グランアレグリア

 

 

ディープを潰すならばハーツという論法は自然で、母がDanehill×Niniskiならばなおさらでは。シックスセンスの母デインスカヤがDanehill×Niniskiです。

コントレイルって厳しいレースをこなしてはいるんですが、スタミナ的に辛いレースしかしてないんですよね。マイル~中距離の負荷がかかったレースを経験してこなかった馬です。

サリオス勝利のシナリオを描くならば経験値と枠と馬場バイアスに依るもの。しかしコントレイルの真骨頂が見られる舞台でもありますし、鞍上の福永とて阪神内回りを庭とする騎手です。全てをひっくり返してくる可能性は高い。

それでも好配合ハーツのサリオスとしては、最強ディープ牡馬に一矢報いる機会があって然るべきだと思います。

 

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