砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2021年ヴィクトリアマイル回顧

流石のグランアレグリア、この内容じゃ負けられない。むしろ着差は広がらなかった方で、もっと違う展開もありえた。

スローペースでしたがフランス血統では厳しい高速馬場であったかも。北米&英愛の方が強かった、とも言えるのか。ボリクリの強さは英愛ときちんと結びつくことが出来るとこにあるかもしれません。

 

英愛血統も今となってはTom Foolの脈絡がマストみたいなところがあります。GalileoとかDanehillですよね~。

そこときちんとマッチしたのがボリクリとも言えるし、なんやかんやでSir Ivor持ちのディープインパクトが天下を取ったのも追い風だったかもしれません。マジックキャッスルもランブリングアレーも外回り特化ってわけじゃなくて、中庸的なとこあるんですよね。

 

その点でプールヴィルは直線一気的なところがあり、コーナーを回りながらそこそこのペースを刻む東京マイルは厳しかったか。それはデゼルにも同じことが言えるかも。

これで直線マイルだったなら・・・と思わなくもありません。結局は中庸的な方が勝つかもしれないし、コーナーで負担がない分だけストライドの大きい方が勝つかもしれない。いずれにしてもグランアレグリアが勝つのは間違いないでしょう。

 

 

IFがあるとすれば、もうちょっと淀みがあれば・・・と。淀みがあれば中庸的であることのメリットは薄れるし、グランアレグリアもきつくなったでしょう。

Hyperion的な外回り的ストライド走法は淀んだタイミングで前へ進出できることが大きなポイントかと思います。あくまで中距離馬が牝馬マイルを走るに関してですが、秋天ジャスタウェイ出来る展開もあったんじゃないかと。

 

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