砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

泣きたくなるよヴェルナッツァ その4

これで最後です。

 

やっぱりディープを選択するならディープブリランテで再チャレンジして欲しい。

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ヴェルナッツァの血統表を見るに、やっぱりディープブリランテが一番格好良く収まった配合だと思います。生産者さんにまだ未練があるならば、この配合は是非とも応援したい。

カレンは短距離で2勝して、その後もわりとコンスタントに賞金を稼ぎました。距離延長していってマイルで3着、1800mで3着したのも良い内容です。牡馬の中距離馬に出たら面白いんじゃないでしょうか。

 

あとはDeputy Ministerで増幅する形もやっぱり美味しいでしょう。ミスターメロディ(上)とロンドンタウン(下)ですね。

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ロンドンタウンは相似配合になっちゃうので、出走なしのヴェルナッツァにはちょいと微妙なところ。この累代なんでいいとこだけ抜き取る方向で良いのかなぁと。

ミスターメロディも相似配合になるんが難しいところ。またミスメロ自身はスプリントG1勝ちですから、スピード過多の傾向もありますか。

 

あとはビーチパトロール。

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Mr. Prospectorが4本でFappiano4×4。なんだかなぁって思わなくはないんですけれど、この累代なんでKingmambo≒Digitに紐づけてSeattle Slewを導入するんは是非ともしたい。

更に良いのはビーチパトロールの母系にDamascusとClever Trickを引くところで、先行で踏ん張る競馬にしやすいのは間違いない。しかしHyperionの薄さは問題になっちゃうかな。

NumberというかSpecialというかThongというか、ここらの一族はやっぱりHyperionなんですよね。ゴールドドリームもエルコンドルパサーもみんなそうです。なんでやっぱりHyperionの凝縮したポイントを父にも求めたい。これはUnbridled's Songの傾向とも言えますね。

Arrogateも実に微妙なラインでHyperionとPretty Pollyが合作していて、この母父Distorted HumorってDeputy Ministerとさりげなーく相性がよかったりするんすよ。さりげなくというか、普通にニックスの類ですね。Mr. LeaderとJabnehは母母と母が同じで、そのBellesoeurはBeau Pere×Donatelloの配合です。

 

奇跡的に話が続きます。

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Bellesoeurの仔には他にBeau Garがいまして、これを母系に引く馬はノンコノユメやテイエムジンソク、マジンプロスパー、セカンドテーブルなどがあります。テイエムジンソクが父クロフネでDeputy Ministerを引きますね。

で、意図的に外したG1勝ち馬がサングレーザーです。母父がDeputy Ministerで母母母父Exuberantの母父Beau PurpleがBeau Gar直仔と。

こいつは結構希薄なHyperionでの作用させてくれる有用な類で、テイエムジンソクを晩成へ導いた立役者という見方も可能です。「クロペリオン」という血統でもありませんからね・・・。

 

終わりにする予定でしたが、次でサングレーザーを掘り下げてみたいと思います。ディープブリランテ再チャレンジ!で結論が出る予定でしたが。「テイエムジンソク作りませんか」なんて言えるものが見つかったらめっちゃ面白いですね。

 

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