砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

泣きたくなるよヴェルナッツァ その5

色々と考え込んで、結論が出ないので、とりあえず架空血統表を組んでの取り組み。

 

www.jbis.or.jp

 

シニスターミニスターを候補に入れています。

はっきり言ってシニスターミニスター産駒としての評価は微妙。しかし北米血統的には正道と言えるかもしれず、まぁ、必要なもんを詰め込んでアウト気味に出来るかなって。

Deputy Ministerの取り込みにおいて重要なのは、「異系を作り得るか」という点です。この配合はわりかしその方向性に寄せられているはず。日本において異系ったら「キンカメもサンデーもない」って話なのですから。

ヴェルナッツァという繁殖の楽しみは「どんな種牡馬をつけても好形(らしきもの)」に出るという点でして、それを踏襲した配合もありだと思うのです。

今後しばらくサンデーの強いインブリードを持つ素質馬はバシバシ出てくるでしょう。したらば非サンデーで何でもつけられる楽しい繁殖牝馬を用意しても良いはずで、シニスターミニスターの良し悪しはともかく、方向性としてはありなんじゃないかと。

 

この配合の美点は、SpecialやBurghclereの受け入れが容易いところですね。キンカメでもディープでも美味しいわけですから、サンデーインクロス種牡馬なら何でも大丈夫そう。

ノーザンの商売はグローバルになってきていて、ディープでこれから更に稼げそうなタイミングで頓挫してしまったんですが、日本の血統を評価される土台は築き上げたと思います。

なのでサンデーインクロス種牡馬で商売するのは真っ当で、あっちがサドラーやミスプロで飽和しているなら、こっちはサンデーを飽和させてやろうっていう。これによって血統の交換を加速させていこうっていう。

今後もサンデーインクロスは加速するはずで、少なくともノーザンはサンデーを主軸にボコボコ殴るような配合を進めていくでしょう。そうなるとサンデーインクロス種牡馬は安定した品質となるはず。

 

是非はともかく、それを予期して非サンデー非キンカメの配合を推し進めるのはありだと思います。もちろん、配合に面白みがなくては選び甲斐はないのですけれども。

 

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