砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ナスキロの一歩先へ NHKマイルC予想

外回りはナスキロ

それはモチジュン教徒の合言葉みたいなものだが、それがなんでそうなるのかは謎のまま。いつかその仕掛けを暴いてやろうと思いながら競馬予想を続けている。

NHKマイルCは特にその傾向が強い。ただ靭やかであるだけでは勝てないレースだから。クラリティスカイミッキーアイルカレンブラックヒルグランプリボスも深いところに一物持った配合である。マツクニローテはその点からして非常に理にかなった種牡馬選定方式だろう。

このレースを勝ってなお日本ダービーを制するというのは3歳世代で最も高レベルな靭やかさを持つことの証明に他ならない。スピード&瞬発力&粘着力という意味における「靭やかさ」である。ドゥラメンテロードカナロアホッコータルマエも輩出し得る「靭やかさ」だ。

その靭やかさをメジャーエンブレムが持つのかどうか。それがまず今レースの馬券の鍵を握るだろう。

高望みではある。だがダイワスカーレットに似ているというのならばこの高さのハードルを超えて貰わなければ困るのだ。半年後には秋華賞ではなく秋天へ進むレベルに達してもらわなければ桜花賞で本命とした甲斐がない。(ローズS快勝後に秋華賞掲示板というのも美味しくはある。)

ただダイワメジャー牝馬だから比較対象が少なすぎて困るよね!ゴールデンナンバーやエクセラントカーヴなどの差し馬しかいないもん。

ダイワメジャーほどCherokee Rose的に面白い種牡馬もないのだがね。まぁRed GodBlushing Groomも上等なライン(Red Godの母Spring Runが限りなくCherokee Rose牝系に近い)だがErin-DynamoStorm Catをひいた方が分かりやすい。

だが本馬の優れているところもあるわけで。それは俺のキンカメサンデーニックスの根拠その1が継続されていることだ。

すなわちHilary弄り。Blushing GroomMill Reefを併せ持つというのは大きいし、それをダイワメジャー相手にやってのけたのもまた大きい。サンデー✕ノーザンテーストの配合における緊張と緩和から外れたところだから。

でもやっぱり惜しいところもあって、それはPrincequilloを上等なところから引かないことさ。Mill Reefは良いナスキロラトロだがNever Bendの臭いが強い。ましてSadler's WellsとBuckpasserを引くのだからなおさらである。

歴代のNHKマイルC勝ち馬はPrincequilloの名血祭りだからな。Somethingroyal(Sir GaylordSecretariat)に始まりCequillo(FappianoOgygian)、Hopespringseternal(Miswaki)、マルゼンスキー・・・

他にはやはりPocahontas(Tom RolfeやLady Rebecca、Chieftain)だろうか。

そういった血を持たずに走る本馬の配合はキングカメハメハ産駒というよりもクロフネ産駒かもしれない。端的に言えば「Hyperionな父✕Tourbillonな母」だから逆さまクロペリオンという見方も出来る。

ホエールキャプチャみたいなもん・・・というと語弊があるのかな。しかし他のダイワメジャー牝馬と比べるよりかはマシか。

フレンチデピュティも本レースにおける特注血統(クラリティスカイピンクカメオマイネルホウオウクロフネなど勝ち馬多数。)だが、ダイワメジャーも負けてはいない。Your Hostess=Gay Hostess持ち(トウショウボーイ持ち)も好調で、ノーザンテースト持ちは昔からの特注である。

次はこの辺りを中心に。

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