ムーアが乗るっていうならアルバートを信じない理由がない。ちょっとこれは厳しい。
モンドインテロはブライアンズタイム的に柔らかく動くから長丁場に合うと思うが、柔らかすぎて中山2週は負担が勝ちすぎる。札幌2600mや京都3000mなら本命を打てる馬だが。
ファタモルガーナはディープの初年度産駒で今年8歳。しかし春天でコンマ5秒差の7着を取るのだから衰えは見えず、前走もまくり加減にうごいて上がり33.9秒というのだから立派なものだ。今がピークかと思わないでもない。相手がアルバートでなければなぁ。
カムフィーもまだ衰えはないはずで、秋天で34秒8の脚を使えば十分ってものだろう。ダンスインザダークとリアルシャダイのステイヤーなので晩春と初秋は遊んで今からがエンジンのかけどころ。昨年は横ノリの上手いまくりが目立ったがトゥインクルを最後まで抜かせない余力のあり方を見る限り、もう少し早く動いてもよかったかもしれない。
少頭数の長距離戦なのでインを捌くアルバートに不利は見込めない。どうにかして仕掛けるタイミングを送らせたいのだがムーアを相手にイン捌きに付き合うのは厳しい。メテオかなにかと思わんばかりに先行馬が降り注ぐのがステイヤーズSである。そんなことしたら共倒れまっしぐらだ。
またアルバートはステイヤー戦においてはかなり立ち回りが上手く瞬発力に優れたタイプだ。そういう馬にムーアが乗るともなれば・・・ほんとこれ逆らいづらい。
◯カムフィー
△ファタモルガーナ
中穴で拾うなら平坦で人気を落としたジャングルクルーズ。ジャングルポケット産駒はアウォーディーが息を吐いているに留まるが、今回の様に踏破能力を求められる場合は侮れない存在。圧倒的格上挑戦となったジャパンカップにおいても余力が有り余っている風であり、これのスタミナを振り絞る舞台は、まぁ極端な舞台だとは思うが、ステイヤーズSくらいしかないのではないかと。
ムーアと田辺の削り合いを傍目に四位のおっさんがまくってしまえば・・・勝ち負けまであるかも。
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