カレンミロティック~春天専門
A.P. Indy靭やかの平坦ロングスパート
キタサンブラック~ジャパンカップベスト
平坦で稼ぐ前受けLyphard×Hyperion
クイーンズリング~持続戦東京千八ベスト
持久力任せのRiverman牝馬
サウンズオブアース~札幌二千ベスト
靭やかでなくなったドロドロディキシー
サクラアンプルール~中山二千ベスト
Kingmambo重厚+ノーザンテーストパワーまくり
サトノクラウン~京都二千四ベスト
Buckpasser+Princequillo+靭やか
サトノクロニクル~東京二千ベスト
Caerleon気性外回りハーツクライ
シャケトラ~函館二千ベスト
サドラーまくり+Halo気質
シュヴァルグラン~東京二千五ベスト
緩いハーツクライ中長距離馬≒ステイヤー
スワーヴリチャード~東京二千ベスト
Tiznowハーツクライ
トーセンビクトリー~札幌千八ベスト
Kris気性の抜け出し小回り千八
ブレスジャーニー~阪神千八ベスト
脚長フレンチ+Ribot頑強
ミッキークイーン~宝塚ベスト
Riverman靭やか+Icecapadeまくり
ヤマカツエース~中京二千ベスト
グラスワンダー登坂+Vice Regent=ヴァイスリーガル軽やか
ルージュバック~左回り小回り登坂千八ベスト
パワーまくり表現の右回り下手
レインボーライン~東京千八ベスト
ステゴ溜め→フレンチデピュティアタック
「有馬なら!」と思える馬が全くいないのが現状であるが、そんな馬は過去に何頭いただろうかって話でもある。だが中長距離世界を創り続けるキタサンブラックにこのメンツが挑むのは果たしてどうなのか・・・。
シュヴァルグランはHalo気性だから多少追い抜かれても一気に差し返せる。その反面、一斉にスピードアップすると最初に疲れてしまうところが。Haloで有馬を勝ちきったのはヴィクトワールピサくらいなもんで、やっぱり最後は差されてしまいそうになった。
Haloって登るとふわつくんだよね。Tom Foolは登ってから一気に詰め寄るのに。
かといってシュヴァルグランが登坂を苦手とするということは全くないのだが、登りながら加速していくわけではないだろう。ハーツクライは「登坂で伸びる」のではなく「登坂で疲れにくい」という血統だ。だから登坂を終えてからも伸びるわけだが、中山は登り終えたら100mしかない。東京なら1Fまるまる残っているからねぇ・・・。
だからグラスワンダーの様に坂を駆け上がる馬が強いんだよね。ゴールドアクターもサトノダイヤモンドも登坂後の伸びがダントツに良かった。ジェンティルドンナもそうだった。
ヤマカツエースが登坂適性ピカイチなのだけれども、配合の傷があるから底力に疑問がある。またグラスワンダーだから馬群の中からどうこうって馬でもない。展開利を食いづらいところがあるんだよね。
スワーヴリチャードはHaloでありつつもTiznow的なところがある。内から抜け出すと本当に捕まらない。外からRobertoが競りかけようがSpecialが追い抜こうと併せて来ようが、内にいる限りはTiznowは捕まらなかった。展開利を手にしてサラッと抜け出したらゴリ押しに屈しない強さがある。
その点でスワーヴリチャードとキタサンブラックは同類だ。だけどスワーヴリチャードは登っても疲れない。キタサンブラックは登ると疲れる。その差がある。その差がシュヴァルグランとキタサンブラックにも適用される。
レイデオロは外を通りながらもTom Foolの登坂力で2着まで迫ったのが非凡であり、東京の坂を駆け上がっていく様は圧巻。だがまぁ・・・疲れずに同じ脚で走り続けた前のハーツクライは捕まえられない。だが、登って疲れたキタサンブラックを捕まえた。
今回、スワーヴリチャードには抜け出すタイミングがなさすぎるし、キタサンブラックには登坂後の100mが鬼門であるし、シュヴァルグランにはそのタフさを活かす機会がない。
悩みどころね。脚長で有馬を制した例は思いつかないが、2着ならブエナビスタという例を覚えている。でもこれを選ぶならばサトノクロニクルを選ぶ方が理にかなう。
なんかこれ、サトクロが勝つ気もしてくるなぁ。まだ悩む時間はあるが。
[fin]