砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ASKAがCHAGE and ASKAより脱退を表明

「苦楽を共にしながらも家を去る夫婦のどちらかのようですが」(公式ブログより)

とはASKAブログにある一文。どちらが女性であるかと言えば、まぁ、ASKAだろうなぁと。

長い文章から察されるのは長年に渡って積み重なった憎悪です。Chageへ向けた憎悪がこれでもかってくらいに書かれています。同時に、Chageへの理解も。

ASKAはきっと良い人なのだと思います。「なんかあいつのこういうとこ気に食わないよなぁ」と思いながらも、「いや、だからこそあいつは良いんだよ。」と進む努力をする人なのでしょう。

 

真摯であろうとするためのブログ記事かと思います。何の媒体も通さずに直で説明をするという、ファンへ向けたとても真摯なメッセージです。ファンの望むものです。

「なるほどねー」と私も納得していますが・・・これはChageに対してどれだけ真摯な姿勢なのだろうかと。穏便に、穏便にと話し合いを続けてきたChageサイドへ、一方的に離婚届を突きつける様な行為。しかも片方の署名で効果ありですから。

堪忍袋の緒が切れたのでしょうね。解散という要望に全く理解を示さなかった長年のことがあり、結局は強硬手段に打って出る羽目となった。穏便に、と思っていたのはChageサイドだけではなくASKAも同様でありましたか。

それにしたってこの絶縁状は強烈。ファンへ向けた告発文と言っても過言じゃありません。

 

「あいつにも言い分があるはずですので、どうか、この一方的な文章が『全て』だと思わないでいただきたいと願います。」(公式ブログより)

「言い分があるはず」「はず」・・・いいや絶対にあるでしょう。なんて意地悪な言い回しをするんですかね。どんだけ嫌っているんでしょうか。

それでもこの一文があるだけでも救われるところが多々あります。スタッフの助言があったかは分かりませんが、この繊細な気遣いとねちっこさが私の好きなASKA像とピタリはまるのです。

 

また、この記事を公表したことに関しては若さを感じます。還暦を過ぎたそうですが、今の60代はとても若いですね。

守りに入るならば、こんな赤裸々な文章は必要ありません。一切を腹の中に秘めて表明ばかりに留めるべき。ファンに「知る権利」があるとは思いませんし、知らないのは知らないので幸せなんですよ。

ともするとこれはファンの選別に近く、「CHAGE and ASKAを信仰している人」への決別とも似ています。私自身、今までのチャゲアスに抱いていたイメージが崩れました。崩れたというか、崩壊したというか。

今までの様にライブ映像なんかは見られませんよねぇ・・・。ファンを辞める!という話も理解できます。大事にしていたものが壊されてしまった様な。

その点から「老害」の二文字が頭を過ります。

 

人生におけるピークを迎えているのが現状のASKAと言えます。総合的なパフォーマンスは過去よりも現在でしょう。5歳時のキタサンブラックみたいなもんです。

経験値と実績のみの評価ならばそうでもありませんが、一生食っていけるレベルのヒット曲を数曲携えているわけですよ。そして散々に鍛えられたファンたち。何をしても黒字かもしれませんね。

なので、不安だとかには無縁の、とにかく楽しい時期にあるのでしょう。青春再び・・・やっぱり「旦那を捨ててセカンドライフ!」の熟年離婚ですね。

老いの自覚はあるのでしょうが、老いの事実に自覚は追いつきづらいものです。男ならなおさらでしょう。すると自覚なしに感情のコントロールが上手に出来てないのかもしれません。

ASKAは元からこんな人であるのかもしれませんし、Chageへの感情がそれほどまでにアンコントローラブルであるのかもしれません。様々の理由がこの記事へ結びついたのかもしれません。

重ね重ね書きますが、いや、本当にこの文章は凄い。禍々しいくらい。妖怪が生まれそう。やばい。

 

興味のある方は公式のブログを見てください。散々の罵詈雑言でChageをなじっていますよ!

 

簡単なまとめを作りました。可能限り本文より抜粋しておりますが、私の国語力によって要約されているところもあります。細かいニュアンスなどが気になった方はやはり公式を御覧ください。

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[ひっそりと追記] [2019/09/02]

 

ASKAの過激な発言をおおよそ繋げるとですね、上記画像の13番「ASKAから語られない決定的なことが起こった」に妄想が及びます。

お薬騒動の後にそれは起こった、という文脈。そのときにCHAGEが出来るやらかしってなんだろう。

ASKAの言う恨み言には以下のようなことがあります

なぜなら、あの様なことを起こしてしまった僕を、「馬鹿やろう!」と言いながらも待っていてくれるChageがいると、僕はあの時、僅かながらも信じていたんですね。(公式ブログ)

 この言葉は直接の連絡を取れないCHAGEへかかったものです。その後に「決定的なこと」の発生が語られています。

CHAGEのC&A再結成に対する思いは不変であったと考えられます。しかし彼は直接の連絡によって伝えることをせず、加えて致命的な何かを引き起こした。この一連の文章全てがCHAGEを標的としたものであることから、「決定的なこと」もまたCHAGEを主語とするものでしょう。

ASKAのCHAGEに関する記述は続き、2015年末に送ったメールを引用します。決別以外のなんでもない文章がこの段階で送られていたことが示されています。お薬騒動から2015年末までの間に「決定的なこと」が起こった。

発覚ではなく発生ですから、お薬騒動に関連した事象ではなさそうです。例えば「CHAGEサイドがメディアに協力してASKAを貶めた」などであれば、もう少し違う言い方があるかと思います。

2015年のASKAに関しては動向が一切不明。おそらくは薬物治療を行っていた時期。CHAGEはといえば、ツアーをやっているわけですね。「天使がくれたハンマー」です。

となると楽曲に絡んだことではないか、と。

 

CHAGEはASKAを待っていてくれなかった。もしかすると、15年に発売されたCHAGEのアルバム「Hurray!」にはCHAGE and ASKAとして発表しようとしていた楽曲が含まれているのではないでしょうか。

仮説に仮説を重ねる話です。

1,復活ライブ(On Your Mark)の際にC&A名義のアルバム制作を行う話があった

2,ASKAの逮捕で全てが頓挫する

3,CHAGEはC&Aアルバムに予定されていた楽曲をソロ名義にて発表した

当時にC&Aのアルバムが発表されていれば売れたでしょう。DOUBLEでさえ売れたわけですから、オリコンに名を連ねる程度にはきちんと売れたはず。

契約上仕方なく出した新鮮味の薄いベストアルバムでさえオリコン2位をとっています。「CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A」ですね。

ライブコンサートに加えてオリジナルアルバム。仮の仮にそれが実現していれば・・・ASKAがどう考えるかは別として、事務所もファンも大喜びであったことでしょう。

 

・・・C&Aの新アルバム欲しさでの妄想でした。真実を知りたい気持ちはあんまりありません。あれでもうお腹いっぱいです。

 

[fin]